「運命」&「未完成」(ストコフスキーの映像)
DVD
▲ L・ストコフスキー指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン作曲/交響曲第5番「運命」
シューベルト作曲/交響曲第8番「未完成」
1969年のライブ録画。
まずは楽器配置が変わっている。
最後列にコントラバスとチェロを横一列に配置。その前に金管楽器。右手奥に木管楽器。指揮者の前にはヴァイオリンとビオラ。
ストコフスキーはバランスには相当気を使っているように見え、金管楽器には音量を抑えるようにという指示を頻繁に出す。
ストコフスキーに対しては、録音などから決していいイメージを持っていない『クラシック・ファン』も多いとは思うけれども、その指揮姿は決して奇異な感じは受けないし、独特のオーラを発している。
収録時は87歳なのだけれども、力強く、またカッコイイ。若かりし頃であれば、さらにすごかったのだろうか。
もし、氏が録音に興味を示さずコンサート活動だけに専念していたら(チェリビダッケのように)、全く別の評価を受けていたかもしれない。
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