アルヴェーン ダラーナ・ラプソディ(サカリ)
CD
■ H・アルヴェーン作曲/スウェーデン狂詩曲第3番「ダラーナ・ラプソディ」
P・サカリ指揮/アイスランド交響楽団
1993年録音。3曲ある「スウェーデン狂詩曲」の第3番。演奏時間は3曲中最長で20分強。
ダラーナはスウェーデンの県の名前だそうです。
最初と最後に角笛を模したソプラノ・サックスの長いソロがあって、この楽器にこれだけのソロがあるオーケストラ曲も珍しい(有名曲では他に「ボレロ」くらいか)。
ただし、ソプラノ・サックスの出番は最初と最後のソロだけ。
抒情的な音楽とリズミカルな舞曲風の音楽が交互に現れる。
サカリ盤の解説によると、
・第1番「夏至の徹夜祭」と対をなす作品
・若い羊飼いの娘の夢と幻影
・スウェーデンの自然の暗い面、スウェーデン人のメランコリックな気質を描いている
・民謡を手を入れることなくそのまま用いている
スコアには強奏で終わるエンディングもオプションとして用意されているけれども、このサカリもN・ヤルヴィも通常の静かに終わる方で演奏。
サカリ盤は3曲のスウェーデン狂詩曲を収録。
オケがやや非力という感もあるけれど、透明感のあるサウンドと、きびきびとした音楽運びで、なかなか楽しめます。
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