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グリーグ 古いノルウエーのロマンスと変奏(N・ヤルヴィ)

 CD

 ■ E・グリーグ作曲/古いノルウエーのロマンスと変奏

 Grieg_jarvi

 ▲ N・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

 1988年録音。

 ピアノ連弾曲を作曲者自身がオーケストレーションした作品。

 無名な曲ではあるけれども、「ノルウェー舞曲」などにも通じる民族的な雰囲気を持ったグリーグらしさのある音楽で、意外に楽しめる。

 短い導入に続いて、テーマが弦楽器で奏される。

 4分の4拍子の8小節の後に、8分の6拍子のフレーズが2小節。ノルウェー民謡なのか。素朴で暖かく、とてもいい雰囲気。

 その後に13の変奏とフィナーレが続く。演奏時間20分ちょっと。

 抒情的な音楽あり、快活な舞曲風あり、最後はテーマが金管楽器で堂々と演奏されて、ハープを伴ったコーダで静かに閉じる。

 このヤルヴィ(父)の演奏は、構えることのない、いつもながらのリラックスしたラフな雰囲気。冗長なところもある曲だけに、こういった演奏の方が楽しめる。

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