ショスタコーヴィチ 交響曲第14番「死者の歌」(ゲルギエフの白夜音楽祭ライブ)
DVD
■ D・ショスタコーヴィチ作曲/交響曲第14番「死者の歌」
▲ V・ゲルギエフ指揮/マリインスキー劇場管弦楽団
オリガ・セルゲーエワ(ソプラノ)、ユーリ・ウォロビエフ(バリトン)。2012年、白夜音楽祭でのライブ録画。
完全に辻井伸行が前面に出ているソフトだけれども、個人的には後半に収録されている、ショスタコーヴィチ作曲の交響曲第14番「死者の歌」。
この曲の映像ソフトというだけで貴重だけれども、ゲルギエフ&マリインスキー劇場管のコンビであればなおさら。日本語字幕が付いているのも嬉しい。
映像によって、実は弦楽パートは小人数なんだということも確認できる(10+3+3+2)。スコアを見たことがない人なら、フル編成(大人数)で演奏されていると思っている人もいるのではなかろうか。
ソプラノ歌手は(顔の)表情も豊かで、ちょっとコワイ。
特に第4楽章。3本のユリの最後の一本。「もう一本は私の口から生えた」...その後の突然の不協和音と鐘の音...ここはゾッとする。オソロシイ!
ゲルギエフは爪楊枝のようなものを持って(つまんで?)指揮...奏者からはほとんど見えないと思うんですが。
ちなみに、もし前半でピアノを弾いているのが辻井伸行でなければ、このソフトが発売された可能性は極めて低かったと思われ、辻井氏には感謝します。
| 固定リンク
コメント