ブゾーニ トゥーランドット組曲(ムーティ)
CD
■ F・ブゾーニ作曲/トゥーランドット組曲
▲ R・ムーティ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団
1992年録音。
劇付随音楽からの組曲。有名なプッチーニ作曲のオペラと題材(原作)は同じ。
それに比べると知名度は極端に低いけれども、明快でドラマチック、また戯画的なところもある音楽は様々な表情を見せ、とても面白く聴ける。
ちなみに作曲されたのはブゾーニの方が先で、プッチーニはその上演を観ていたとのことです。
1.処刑、城門、別れ
2.トルファルディーノ
3.アルトゥム
4.トゥーランドット
5.女たちの部屋
6.踊りと歌(女声合唱付き)
7.夜のワルツ
8.葬送行進曲風に~トルコ風のフィナーレ
音楽は異国風ではあるけれども、中国風かと言われると必ずしもそうではなく、終曲は『トルコ風(alla Turca)』と明記されているし、さらに「5」ではイギリス民謡の「グリーンスリーブス」が使われている。
2本のフルートとハープを中心に、とてもいい雰囲気ではあるけれど、当時は知名度が低い曲だったので問題にならなかったのか...。
ムーティは「4」と「6」をカット。ただ、この「4」が意外に中国風で面白いのだ。
▲ M・ギーレン指揮/シンシナティ交響楽団
このギーレンは全曲を録音(コーラス付き)。さらに「7」「8」の間に、1911年上演版で追加された曲を挿入して全9曲としています。
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