20世紀のチューバ協奏曲集(ボーズヴィーク)
CD
■ 20世紀のチューバ協奏曲集
▲ O・ボーズヴィーク(チューバ)
マンソン指揮/シンガポール交響楽団。2006年録音。
収録曲は以下の通り。
R・ヴォーン=ウィリアムズ/チューバ協奏曲
A・アルチュニアン/チューバ協奏曲
T・I・ルンドクヴィスト/ランドスケープ(弦楽器、ハープとチューバのための)
J・ウィリアムズ/チューバ協奏曲
「20世紀の」作品ではあるけれども(一番古いのがRVWで1954年作曲)、決してややこしい音楽ではない親しみやすさがあり、選曲的にもとても楽しめる。
RVWの協奏曲は言わずと知れた名曲。やっぱりイイ!
トランペット協奏曲ばかりが有名なアルチュニアンの協奏曲。3楽章形式で演奏時間13分。RVWの曲を下敷きにしているような印象もある。これが意外に面白いです。民族的な雰囲気も匂う軽妙な音楽。
J・ウィリアムズの協奏曲はボストン・ポップスのチューバ奏者のために書かれたもので、もちろんシリアスな音楽なのだけれども、この作曲家らしい響きが聴かれて、華やかさもあって、これも面白い。
ルンドクヴィストはスウェーデンの作曲家で、これは弦楽器、ハープとチューバ独奏のための作品。他の曲に比べるとモダンな響きはするけれども、決して難解な音楽ではありません。
ちなみに、アルチュニアンの協奏曲はデ・メイ編曲による吹奏楽版もあるようです。
http://www.sheetmusicplus.com/title/concerto-sheet-music/18494784
http://www.justforbrass.com/concerto-for-tuba-and-wind-orchestra-113361.cfm
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コメント
シンガポール交響楽団といえば、 テューバ奏者は藤田英大さんという日本の方で、プロフィールを見るとボーズヴィックにも師事したとありますね。
投稿: R | 2014/04/05 22時54分
このオケ(シンガポール響)も意外にいい音してるんですよね。
投稿: S | 2014/04/06 19時55分