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ストラヴィンスキー ディヴェルティメント(シャイー)

CD

 ■ I・ストラヴィンスキー作曲/ディヴェルティメント

 Suite_s

 ▲ R・シャイー指揮/ロンドン・シンフォニエッタ

 「妖精の口づけ」はアンデルセンの「雪の女王」を題材にした、「チャイコフスキーの音楽にインスピレーションを得た」バレエ音楽。

 そこから抜粋して組曲にまとめたのが、この「ディヴェルティメント」。

  1.シンフォニア
  2.スイス舞曲
  3.スケルツォ
  4.パ・ド・ドゥ

 あくまで、演奏会用の組曲としてまとめられていて、舞台であるスイスの冷ややかな感触はあるものの、ストーリー性は感じられない。

 親しみやすいメロディもあり、またチャイコフスキーのバレエ音楽を思わせる部分もあるけれど(特に最後の「バ・ド・ドゥ」)、いわゆる『新古典主義』の音楽。

 このシャイー盤は、その『新古典』としての趣が強い、明るくメリハリの利いた演奏。

 ちなみに、バレエ版には有名な歌曲「ただ憧れを知るもののみが」のメロディが使われているけれども、組曲版では現れません。

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