デ・メイ 交響曲第1番「指輪物語」(管弦楽版)
CD
■ ヨハン・デ・メイ作曲/交響曲第1番「指輪物語」(管弦楽版)
▲ デイヴィッド・ウォーブル(David Warble)指揮/ロンドン交響楽団
2001年録音。
吹奏楽関係者にはお馴染みの「指輪物語」のオーケストラ版で、一時話題になった録音。
演奏そのものは置いておいて、オリジナル(吹奏楽版)とオケ版の印象の違いはほとんど無いです。
ただし、オーケストレーションはデ・メイ自身ではなく、ヘンク・デ・ヴリーガー(Henk de Vlieger)という方。
このヘンク・デ・ヴリーガーはオランダ放送フィルの打楽器奏者。他にも色々な編曲作品があるようで、この方が編曲したワーグナー作品はN・ヤルヴィやデ・ワールトの指揮で録音されています。
ロンドン響はこの手の曲(企画)にはピッタリで、演奏のツボをしっかりと押さえているし、上手い。
ただ、ややガサツな感じがするのは指揮者ゆえか曲ゆえか。
5楽章、演奏時間40分は長丁場だけれども、派手な(特に金管)サウンドが存分に楽しめ、吹奏楽版を知らない人が聴いても、例えばJ・ウィリアムス系の映画音楽が好きな人にとっては十分面白いと思う。ただしそうでない向きには...単に騒々しいだけかも
カップリングはデュカス作曲の「魔法使いの弟子」。
| 固定リンク
コメント