伊福部昭 生誕100年 メモリアル・コンサート(横浜みなとみらい)
◆ 伊福部昭 生誕100年 メモリアル・コンサート
井上道義指揮/日本フィルハーモニー管弦楽団
管絃楽のための「日本組曲」
オーケストラとマリンバのための「ラウダ・コンチェルタータ」(独奏:安倍圭子)
映画「銀嶺の果て」より
映画「大魔神」より
映画「ビルマの竪琴」より
交響組曲「わんぱく王子の大蛇退治」より
映画「ゴジラVSモスラ」より
横浜みなとみらいホールにて。
伊福部作品、やっぱりナマで聴くのはいい。
「ラウダ…」はどうしても初演時のインパクトが強いのだけれども、頭が真っ白になるような興奮ではなく、もっと冷静で落ち着いた雰囲気は、また違った面白さがありました。
後半(映画音楽)はホールの館長である池辺晋一郎さんが登場。指揮の井上さんとのお話で進行(話が噛み合っているようないないような)。
映画音楽の一般的な話や、有名監督のエピソードなどもあって、なかなか面白かったです。
池辺さん「時間はそろそろ9時ですが、最後の曲は『ゴジラ』です」等々相変わらず。
「わんぱく…」では「アメノウズメの舞」で使用されている特殊な(民俗)打楽器をいくつか紹介してくれました(なるほど、こういう楽器を使っていたのか)。
また、伊福部さんは「『大魔神』は(神なので)『だいましん』だ」とおっしゃっていたそうです。
最後の「ゴジラVSモスラ」は映像付。ただし、新しい方(1992年版)なので、小美人はザ・ピーナッツではありません。あれ、双子だから面白いのに...。
アンコールは「シンフォニア・タプカーラ」第3楽章の後半部。しかし、この曲で観客に手拍子を求めるとはビックリ...でも、他人様の演奏するのを畏まって鑑賞するのではなく、みんなで一緒に盛り上がろう、そんな雰囲気で、これが妙に盛り上がりました。
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