シベリウス レンミンカイネンの帰郷(バルビローリ)
CD
■ J・シベリウス作曲/レンミンカイネンの帰郷
▲ J・バルビローリ指揮/ハレ管弦楽団
1966年録音。
その昔買った、バルビローリ&ハレ管による「シベリウス作品集」のLP。
「フィンランディア」や「カレリア組曲」のような有名曲も入っていたけれど、中でも最も強烈な印象を受けたのが、この「レンミンカイネンの帰郷」。
4曲から成る「レンミンカイネン組曲」の終曲。
トゥオネラの白鳥を射るためにトゥオネラ川へ向かったものの、殺されてしまったレンミンカイネンは母親によって蘇生し、失意の中、故郷へ帰る。
演奏時間数分。故郷へ向かって、馬を駆るレンミンカイネン。16分音符による無窮動風の、ひたすら前へ進む音楽、金管楽器の荒々しく、厳しい響き。
組曲4曲をまとめた録音も多いけれども、この曲に関してだけは、これデフォルト。全てが「斯くあるべし」という演奏。
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