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ガーシュウィン ラプソディ・イン・ブルー(ウェイランド&ガーシュウィン)

CD

 ■ G・ガーシュウィン作曲/ラプソディ・イン・ブルー

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 ▲ N・ウェイランド指揮/デンバー・シンフォニ・ポップス管弦楽団

 1987年録音。ガーシュウィン自身による「ピアノ・ロールのソロに、オーケストラのみ新しく録音したもの。

 当然ながらオーケストラはオリジナル版(ジャズ・オーケストラ版)による演奏。

 早い話、ひたすらオーケストラがピアノ・ロールに合わせるしかないのだけれど、元々がピアノだけで(オーケストラ無しで)演奏しているものなので、ものすごくテンポが速かったり、思いっ切りフレーズを揺らしていたり、これに合わせるのは相当に無理がある(特に速いテンポ)。

 とは言うものの、ピアノだけによる独奏部分など、「ああ、ガーシュウィンはこうやって弾いていたんだな」というところで、とても興味深く聴ける。

 あくまで『企画モノ』として楽しむ録音だと思います。

 カップリングは「ストライク・アップ・ザ・バンド」序曲(D・ローズ編)、「パリのアメリカ人」、「スワニー」(ウェイランド編)。その他、こちらもガーシュウィンのピアノ・ロールによるソロ曲が6曲。

 中では指揮者自身の編曲による「スワニー」が変化に富んでいて、とても面白い。

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