レスピーギ 教会のステンドグラス(オーマンディ)
CD
■ O・レスピーギ作曲/交響的印象「教会のステンドグラス」
▲ E・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団
1964年録音。
私がこの曲を最初に聴いたのは、サイモン&フィルハーモニア管によるCHANDOS盤。1984年録音で、当時はLPでした。
この曲が(それなりに)知られるようになったのは、「ベルキス」と同様、このサイモン盤だったように思う。
その後、色々な新録音も出たけれども、「やっぱり、これが一番」と今日に至るまで、それを聴き続けてきた。
しかし、なんとオーマンディがサイモンよりも前、1968年に録音していたのだ。
この録音をLPで見かけた記憶は無く、無名曲なので国内盤は出なかったのか、私が見落としていたのか。
で、これがサイモンとは別格の素晴らしい演奏なのだ
そもそも、オーマンディの「ローマ3部作」には定評があり、それを考えると悪いはずがない。
サイモン盤はスケール感はあるものの、全体にぼやけた感じだったけれども、第1楽章の冒頭から各パートがクリアに、そしてカラフルに浮かび上がり、まさに「ステンドグラス」というタイトルに相応しい音楽。
そして、弦楽器のサウンドの素晴らしさ。
第2楽章の見事なトランペットのソロと最後の銅鑼。第4楽章のオルガンもバッチリ。両楽章の迫力についても申し分ない。
この曲に興味のある人は是非!
カップリングは「鳥」と「ローマ3部作」(「松」と「噴水」は2種)。オーマンディが「ベルキス」を録音していてくれれば...。
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