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L・アンダーソン アイルランド組曲

music CD

 ■ L・アンダーソン作曲/アイルランド組曲

 演奏時間20分、下記の6曲から成る組曲。

 ボストンのアイルランド協会から委嘱されて作曲。指揮者のA・フィードラーに捧げられています。

  1.アイルランドの洗濯女 The Irish washerwoman
  2.ミンストレル・ボーイ The Minstrel Boy
  3.マローの道楽者 The Rakes of Mallow
  4.緑が野に The Wearing of the Green
  5.夏の名残のバラ The Last Rose of Summer
  6.別れたあの娘 The Girl I Left Behind Me

 アイルランド民謡をベースにした曲で、「5」は「庭の千草」としても有名なメロディがヴァイオリンのソロで歌われる。

 いずれもメロディはシンプルなものだけれども、それを3,4分のオーケストラ作品に見事に仕立て上げていて、それぞれ単独で聴いても楽しめる。アンダーソン、侮るなかれ。

 この中でのお気に入りは「2」。戦場へ送られた詩人を歌った曲で、穏やかなテンポだけれども、終始刻まれるドラムのリズムとトランペットの響きが戦いを暗示し、決して『暗い』メロディではないのに、心に滲みる哀しみを感じさせる音楽。

 ちなみに、当初は4曲から成る組曲(1,2,3,6)として初演され、その4曲については作曲者自身による吹奏楽編曲版が存在します。

cd

 Anderson_s_3

 ▲ L・スラットキン指揮/BBCコンサート・オーケストラ

 2007年録音。まずはこちらを。

 BBCコンサート・オーケストラはBBC専属のポップス・オーケストラだそうです。


 Anderson_f

 ▲ A・フィードラー指揮/ボストン・ポップス管弦楽団

 初演コンビによるライブ録音。会場のざわめきがリラックスしたコンサートの雰囲気を感じさせます。

 「3」と「6」を入れ替えて演奏。

【余談】

 「ミンストレルボーイの主題による変奏曲」という吹奏楽が存在するようです。作曲はあの樽屋雅徳。

 また、P・グレイアム作曲の「ゲールフォース」でも、この「ミンストレル・ボーイ」の旋律が使用されています。

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