ヘス グローバル・ヴァリエーションズ
CD
■ N・ヘス作曲/グローバル・ヴァリエーションズ
▲ N・ヘス指揮/ロンドン・シンフォニック・ウィンド・オーケストラ
1992年録音。N・ヘスの吹奏楽作品集。有名な「イーストコーストの風景」も入っていて、皆さん持ってますよね...。
1990年、National Children's Wind Orchestra of Great Britain の委嘱で作曲。
変奏曲の各変奏を「●●国風」と仕立てることによる、(作曲者によると)「8分間の世界旅行」。
スコアに記されたヘスの解説によるとその国は以下の通り。
イギリス
フランス
スペイン
南アフリカ
エジプト
ロシア
インド
中国
オーストラリア
南アメリカ
アメリカ合衆国
アイルランド
スコットランド
イギリス
個人的には「エジプト」と「ロシア」の境目がよく分からないのと、「中国」の後、「Hoo Ya!」の掛け声(Men Shout)がかかるところからが「オーストラリア」なんだろうけれど、正直、「オーストラリアの音楽」と言われても、あんまりピンと来るものがない。
とは言うものの、最初と最後にビッグ・ベンの鐘の音を持ってくる構成なども含め、この手の曲としてはとてもよく出来ていて、人気があるのも分かる。
委嘱元の楽団が、どのくらいのレベルなのかは分からないけれども、作曲者自身「(youth band のための曲ではあるけれども)技術的な譲歩はしていない」と述べているように、ソロも含めて難易度は結構高い。
また、「イーストコースト…」などのヘスの他の作品と同様、『大人数(ウィンド・オーケストラ)』を想定しているスコアで、編成だけではなく、各パートが "div." でさらに細かく分かれています。
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