スッペ 「詩人と農夫」序曲(ギャルド)
CD
■ F・スッペ作曲/喜歌劇「詩人と農夫」序曲
▲ フランソワ・ジュリアン・ブラン指揮/ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団
1967年録音。リシャール編曲の吹奏楽版。
私が若いころ、「詩人と農夫」と言えばギャルドであって、決してオーケストラの演奏ではなかった。
まず、冒頭の金管のファンファーレのサウンドからして痺れるけれども、その後のアルト・サックスのソロ。これはビゼーか、フランス音楽か!?
元々、サキソフォンのために書かれた譜面の様にさえ思えてしまう。もうチェロでなくても、これでいいではないか。
後半部、テンポを速めてからの木管楽器の存在感、バランスは、やっぱりギャルドだ。
「ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団の芸術・第4巻」。
収録曲は以下の通り。
トッカータとフーガニ短調(J・S・バッハ)
ハンガリー狂詩曲第2番(リスト)
「泥棒かささぎ」序曲(ロッシーニ)
「詩人と農夫」序曲(スッペ)
ファランドール(ビゼー)*
牧神の午後への前奏曲(ドビュッシー)*
ディオニソスの祭り(シュミット)*
マレンゴの総督親衛隊行進曲(不詳)
羽のついた帽子の行進曲(不詳)
指揮はすべてブラン。「*」の3曲は1961年東京でのライブ録音。それ以外は1967年、パリでの録音。
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コメント
ギャルド 詩人と農夫
傑作・名演ですね
私はPateだったか、レコードで最初に聞きました
国内版LPもあったと思いますが、音源が違うような気がします Pate盤のほうがはるかにいい
管弦楽にいはないすっきりとした音色と演奏が強烈な印象です
モノラルは全く気にならない
このレコードに入っている軽騎兵のイントロ トランペットの美しさは、管楽器のフランスを見事に表現していると思いました
投稿: bandlover | 2019/08/16 09時44分
私と同年代の吹奏楽関係者はギャルドの影響を受けた(憧れた)人はとても多かったと思います。
この「詩人と農夫」も、後になってオーケストラの録音もいくつか聴きましたが、自分にとってはこのギャルドの演奏こそが「詩人と農夫」です。
投稿: S | 2019/08/16 23時39分