ファリャ オペラ「はかなき人生」から「間奏曲とスペイン舞曲」(アンセルメ)
CD
■ M・ファリャ作曲/オペラ「はかなき人生」から「間奏曲とスペイン舞曲」
▲ E・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団
1961年録音。昔所有していた「三角帽子」LP盤の余白に収録されていたのがこの曲。
LP時代、「三角帽子」と言えばアンセルメ。そのLP盤の余白に収録されていたのがこの曲。
「三角帽子」と同じくらい好きで何度も聴いていたし、「三角帽子」に負けないほどの名曲だと思う。
なので、個人的には極めてポピュラーな曲なのだけれども、意外に録音が少なく、実は一般的には殆ど知られていないのかもしれない。私が持っているCDもこれだけ。
激しく、悲劇的に始まる「間奏曲」と、続いて演奏される8分の3拍子の「スペイン舞曲」。
揺れ動くリズムに、流れるような旋律。カスタネットなどの打楽器も華やかに加わり、途中の踏みしめるようなリズムなど...全てが『スペイン風』ではなく、スペインそのものの音楽。
このアンセルメの録音はキレイに丸められていない、濃厚、かつ、生々しさが感じられる。
「上手・下手」という基準には収まらない。決して聴き易くはないかもしれないけれども、今では聴くことのできない音だ。
ちなみに「スペイン舞曲」の方はヴァイオリン独奏曲として演奏される機会が多いようです。
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