チャイコフスキー バレエ組曲「くるみ割り人形」(ストコフスキー)
CD
■ P・チャイコフスキー作曲/「くるみ割り人形」組曲
▲ L・ストコフスキー指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
1973年録音。
「小序曲」は軽快で爽やか。ここだけ聴くと、ストコフスキーとは誰も思わないに違いない。
しかし、続く「行進曲」はやたらと速い!...主部はともかく、中間部の木管(の16分音符)は全然吹けていない...
そして「金平糖の踊り」は超スロー・テンポで、アヤシイ雰囲気を振り撒いている。
そんなこんなではあるけれども、全体的にとても瑞々しい(若々しい)音がしている。
90歳代の録音ではあるけれども、決して『巨匠風』に重苦しくなっていないのがストコフスキーだ。
チャイコフスキー作品を集めた2枚組。昔はそれぞれがLPで出ていました。収録曲は以下の通り。
(CD1)
イタリア奇想曲
「エフネギー・オネーギン」から「ポロネーズ」と「ワルツ」
「くるみ割り人形」組曲
(ロンドン・フィル/1973年録音)
(CD2)
「フランチェスカ・ダ・リミニ」
弦楽セレナーデ
(ロンドン交響楽団/1974年録音)
「くるみ割り…」以外は、直球勝負。オススメです。
| 固定リンク
コメント