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イベール 祝典序曲(マルティノン)

CD

 ■ J・イベール作曲/祝典序曲

 Ibert

 ▲ J・マルティノン指揮/フランス国立放送管弦楽団

 1974年録音。

 皇紀2600年奉祝曲として日本から委嘱された曲。同様の委嘱曲の中で有名なのは、ブリテン作曲の「鎮魂交響曲」。

 演奏時間15分。タイトル通りの華やかさがあり、その中にも式典的な厳かさと、しゃれた雰囲気も持っている音楽。

 その昔、この曲が入っているLPを買ったのは、カップリングの「寄港地」が目当てだったと思う。

 しかし、それ以上によく聴いていたのが、この「祝典序曲」だった。

 曲の面白さもあるにしても、とにかくこの演奏...『音』が素晴らしいのだ。

 まずは第2のテーマを演奏する金管楽器の輝かしくもソフトでメローなサウンド。そして中間部のアルト・サキソフォン。

 金管セクションは後半も大活躍で、止めはエンディングのトランペットのハイトーン。シビレます。

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