スポーツ・マーチ集
CD
■ スポーツ・マーチ集
演奏は陸上自衛隊中央音楽隊、海上自衛隊東京音楽隊、航空自衛隊航空中央音楽隊。
「東京オリンピック・ファンファーレ」から始まり、「東京オリンピック・マーチ」に続く。このオープニングだけで、ある年代層は涙が出てくるのではなかろうか。
突き抜けた青空、誇らしい高揚感...当時の空気までが蘇ってくる。
この2曲だけでも、このCDを持っている価値はある。
ファンファーレはシンプルだけれども、ピシッと背筋の伸びた音楽。三善晃作曲の「札幌オリンピック・ファンファーレ」は、はるかにモダンな雰囲気がする。
以後はTVのスポーツ番組のテーマ音楽として馴染んでいた曲が何曲か続くが、これも、昭和のあの時代に一気にタイム・スリップする。
「若い力」はスポーツ系のイベントで嫌というほど繰り返し演奏した曲で、その時の楽譜も、このCDで使われている三戸知章編曲版。
「コバルトの空」は最近殆ど演奏されなくなってしまったけれど、私が中学時代は吹奏楽講習会の課題曲になったり、当時は頻繁に演奏されていた。
オーソドックスなスタイルの行進曲で、もっと演奏されてもいいように思うけれど、それ以前に。スーザであれアルフォードであれ、吹奏楽団のコンサートのプログラムに(課題曲以外の)マーチが並んでいることが稀になってしまった昨今ではある。
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