グレインジャー ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ(ポリフォニー)
CD
■ P・グレインジャー作曲/ボニー・ドゥーンの堤よ土手よ(Ye Banks & Braes o' Bonnie Doon)
▲ ポリフォニー
1994年録音。グレインジャーとグリーグの合唱作品を集めたアルバム。
ポリフォニー(イギリスの合唱団)によるコーラス版。
イギリス(スコットランド)民謡に基づく作品で、ゆったりとした8分の6拍子。旋律が2回繰り返されるだけのシンプルな構成。
いくつかのバージョンがあり、中でも吹奏楽版は割と演奏される機会が多いのではなかろうか。
その吹奏楽版も十分にいいのだけれども、何と言ってもコーラス版が素晴らしいのだ。
まずは透き通ったハーモニーの美しさ、そして後半部に加わってくる『口笛』。
聴いていると、いろんな光景が目に浮かび、得体の知れない懐かしい想いで胸がいっぱいになってくる。
ちなみに、"&" で前後を区切って、「イエ・バンクスとボニー・ドゥーンの川のほとり」と訳されることもあるけれど(下記参照)、正確には「"Bonnie Doon(美しいドゥーン川)" の "Banks" と "Braes"」。
日本では、稲垣千頴(いながき・ちかい)の作詞により「思いいづれば」という文部省唱歌になっている...とのことだけれども、私は知りませんでした。もっと上の世代の方はご存知なのかもしれません。
ちなみに稲垣千頴は、同じくスコットランド民謡による「蛍の光」(こちらは知っている)の作詞者でもあります。
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