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グラズノフ バレエ音楽「四季」

music CD

 ■ A・グラズノフ作曲/バレエ音楽「四季」

 グラズノフ作品の中で最も有名なのがこの「四季」だろうか。第4場の「秋」は吹奏楽に編曲されて演奏されることもある。

 チャイコフスキーなどに比べると、いかにも大人しいし、ロシア的な情緒も薄く、エモーショナルに盛り上がることもない。

 ただ、その清涼飲料水的な爽やかさ、清々しさ、叙情感が魅力ではある。

 アポテオーズでは、拡大されたバッカナールのテーマに、これまでに現れた季節のテーマが重なる。この幕切れはとてもイイ。

 ちなみに、エンディングの速度指定は「アレグロ(Allegro)」で、アンセルメやスヴェトラーノフは指定通りにテンポを速めているけれども、ヤルヴィは遅めのテンポをとっている。

 個人的には(楽譜通りではないというのは分かっているけれど)遅いテンポの方が好きだ。

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  ▲ N・ヤルヴィ指揮/スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

 1987年録音。この手の曲はヤルヴィ(もちろん父)であれば大ハズレ無し。速めのテンポ。聞かせ上手で、飽きさせない。

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 ▲ E・アンセルメ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団

 1966年録音。昔からお馴染みの名盤。

 透明感のあるサウンドで繊細さもある。西欧的な曲想はチャイコフスキーよりも向いているのではなかろうか。「秋」の「バリエーション」をカット。

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 ▲ E・スヴェトラーノフ指揮/フィルハーモニア管弦楽団

 1977年録音。曲が曲なので、この指揮者らしい巨大なスケール感やアクの強さは無いけれど、遅めのテンポで丁寧に表現している音楽は、別の魅力がある。

 ファンにすれば物足りないかもしれないけれども、一般的にもオススメできる演奏だと思う。

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 ▲ V・アシュケナージ指揮/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

 1989年、1990年録音。意外に悪くない。グラズノフとは相性がいいのかも。ただし、ちょっと大味。

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 ▲ E・ムラヴィンスキー指揮/レニングラード管弦楽団

 RussianDisc盤。1969年のライブ録音(拍手付き)。ピシッと統率されていて、一瞬だけれどもロシア臭い金管の音がする。

 しかし「冬」と「秋」に大きなカットがあり、特に「冬」ではバリエーションが全てカットされて、いきなり「春」になる。

 録音も良くない。愛好家向き。

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