ニクソン 平和の祭り(ハンスバーガー&EWE)
CD
R・ニクソン作曲/平和の祭り(太平洋の祭り)
▲ D・ハンスバーガー指揮/イーストマン・ウインド・アンサンブル
1968年録音。懐かしいLPの復刻盤。
メキシコの祭り/H・オーエン・リード
異教徒イベリア人の讃歌と舞曲/カルロス・サリナック
平和の祭り/ロジャー・ニクソン
その昔、私がこのLPを買ったのは「メキシコの祭り」が聴きたかったからだけれど、それ以上によく聴いていたのがこの曲だった。
決して難解な音楽ではなく、エキゾチックな雰囲気、オーケストレーションの素晴らしさ、エンディングへかけての盛り上げ。久々に聴き返してみても、やはりウインド・アンサンブルの名曲だと思う。
(余談)
大学時代はコンクールの自由曲で演奏し、卒業後に所属した吹奏楽団では定期演奏会で取り上げることになった。
そして、事件はその本番中に起こった。
後半の再現部に入ってすぐに、ややこしいリズムが連続する部分がある。
そこで指揮者が振り間違えたのか、あるいは棒が曖昧だったのか、とにかく全員が見失い、音が全く無くなってしまったのだ。
その静寂がどのくらい続いたかは定かではないけれど、機転を利かせた奏者が次に始まるフレーズを吹き始めて、そこから曲は再スタートし、そのまま最後まで進んだ。
このCDを聴いていても、該当する場所に差し掛かるとその時の記憶がよみがえり、「ドキドキ」と心拍数が一気に上昇してしまうのだ。
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