伊福部昭 交響譚詩(山田一雄)
CD
■ 伊福部昭作曲/交響譚詩
▲ 山田和男(一雄)指揮/東京交響楽団
1962年(?)録音。当時、FM放送を録音したカセットテープを繰り返し繰り返し聴いていた。
私が伊福部さんの音楽に最初にハマッたのが、この曲、この演奏。そして、今もって最高の演奏。
その後、色々な演奏を聴いたけれども、録音は古く平面的な感じだけれども、演奏についてはこれ以上のものには出会っていない。
その昔、「題名のない音楽会」で、この曲の演奏を聴いた司会の黛敏郎氏がボロボロと涙を流していた姿を思い出す。
私は、『交響譚詩』の最初のパっセージを聴くとき、不覚にもいつも涙の溢れるのを押さえることが出来ない。あの人間存在の根源から揺さぶり起こすような、不思議な力とエネルギーに、眠っていた魂が呼び覚まされるのか・・・。(黛敏郎)
しかし、日曜日の午前中にTVで伊福部昭が聴けたなんて、なんて素晴らしい時代だったことか...。
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