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レスピーギ 「ローマの松」のバンダ(パッパーノ)

CD&DVD

 ■ O・レスピーギ作曲/交響詩「ローマの松」

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 ▲ A・パッパーノ指揮/ローマ聖チェチーリア管弦楽団

 2007年録音。

 このCD(ローマ三部作)の特典DVDに録音風景の一部が収録されていて、そこに「ローマの松」のバンダが映っている。

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 このバンダ(ブッキーナ(Buccine))、トランペットとトロンボーンで演奏されることが多いけれども、ここではレスピーギの指定(フリコルノ(Flicorni))に準じ、円錐系の金管楽器で演奏しており、CDの演奏を聴けば、その音の違いはハッキリしている。

 コンサートで、トランペット、トロンボーンが使用されることが多いのは、サウンド的に派手ということもあるし、客席などオケとは離れた場所に配置した場合のバランスもあると思う。

 ちなみに、サンティがN響と演奏した時も同様の楽器を使用していたけれど、全員ステージ上で演奏させていた。

 CDの演奏の方もとてもいい。サウンドは明るめではあるけれども、イケイケで盛り上げるだけの演奏とは違い、じっくりと腰を落ち着けて曲を作っている(特に中間2楽章)
 
 ちなみに、ホルンのトップはアレグリーニだろうか(下の画像はルツェルン祝祭管での様子)?

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 「ボルゲーゼ荘の松」の高いシ(E)を無理なく見事に吹いているし、セクションとしての存在感も大きい。

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