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アリーナ・コンチェルト(モリコーネ)

DVD

 ■ アリーナ・コンチェルト

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 ▲ E・モリコーネ指揮/ローマ・シンフォニエッタ

 2002年、イタリアのアレーナ・ディ・ヴェローナでのライブ録画。「91人編成のオーケストラと80人編成のコーラス」による演奏。ちゃんと数えたわけではないけれど、大人数なのは間違いない。

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 1時間40分、全てモリコーネ作品。

 モリコーネは度の強いメガネをかけて、いかにも頑固親父然とした風貌。スコアに眼を落としつつ、ニコリともせずに指揮をする。これが、あの「ニューシネマ・パラダイス」の音楽を書いた人なのか...。

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 前半は叙情性の強い作品を並べ、後半は劇的な音楽も取り混ぜ、電子音なども用いて変化に富み、最後は12分にわたる「ミッション」からの音楽(当然「ガブリエルのオーボエ」も入っています)で締める。

 全曲、独特の情感があり、トゥッティで鳴らすというよりも、ソロを重視した室内楽的な雰囲気が強い。

 正直、地味と言うか、通好みの音楽。それで、これだけの観客が集まるというのは、ちょっと驚き。また、一人の作曲家による映画音楽のみで、これだけの時間を持たせるというのもスゴイ。

 モリコーネのインタビュー(日本語字幕付)も入っていて、その中で息子さんのアンドレア・モリコーネについても触れている。

 モリコーネ・ファンは是非...などと他人に言われるまでもなく、すでに持っていると思いますが。

 収録曲などについては下記を。

 http://wmg.jp/artist/morricone/WPBR000090292.html

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