ベルリオーズ 幻想交響曲（エッシェンバッハの映像）

ＤＶＤ

　■ Ｈ・ベルリオーズ作曲／幻想交響曲

　

　▲ Ｃ・エッシェンバッハ指揮／パリ管弦楽団

　２００１年のライブ録画。

　アップを多用したり、結構凝った映像になっているので、あんまり『ライブ（コンサート）』という感じがしない。

　しかし、何と言っても一番の特徴は、チューバではなくてオフィクレイドを使用していること。残念ながら楽器が映ることは少ないのだけれども、第４楽章からその『音』の効果は出ている。

　「怒りの日」でも、音程の不安定さも含めて、決してチューバでは出ない、独特の雰囲気を醸し出している。

　

　ちなみに、この奏者はガーディナーの映像ソフトと同じ方ではなかろうか。

　オフィクレイド奏者なんて早々人数がいるとは思えないので、同一人物であっても不思議ではない。

　なお、同封されている解説書（日本語）に使用楽器の件についての記述は無し。

　もっとも、「葬送と勝利の大交響曲」を『ブラス・バンドのための作品』と書いているくらいなので、あんまり感心は無いのかもしれない。