L・アンダーソン 我が母校(L・スラットキン)
CD
■ L・アンダーソン作曲/アルマ・マータ(我が母校)
▲ L・スラットキン指揮/BBCコンサート管弦楽団
NAXOSから出ている管弦楽作品集の「第4集」に収録。
以下の4曲から成る組曲で、演奏時間は6分半。
1.教会の鐘(Chapel Bells)
2.メイン・ストリートの新入生(Freshman on the Street)
3.図書閲覧室(Library Reading Room)
4.同窓会(Class Reunion)
「アルマ・マータ(Alma Mater)」とはラテン語で母校(出身校)を意味し アンダーソンの母校であるハーバード大学への思いを綴った組曲。
1曲目は、そのタイトル通りの美しい音楽。そして2曲目...。
毎年4月になると、いかにも「私、新入社員です」といった風情の若者をよく見かけるけれど、この曲も、本人は得意気なのだけれども、周りから見ると何だか間が抜けている『新入生』と、それをからかう上級生を、効果音も入れて面白おかしく描写している。ふざけて吹いているとしか思えないクラリネットもおかしい。
3曲目は静かな図書館の風景。心地よい3拍子のメロディが静かに流れ、やがて居眠りしたり、おしゃべりを始める学生が...(効果音入り)。
そして、最後は母校への誇りを表すような、晴れがましい気分のフィナーレで曲を閉じる。
とにかく抜群に面白い、アンダーソンの『隠れ名曲』。
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コメント
楽しく読ませていただいています。
Forgotten dreamsが好きです。
ピアノ版はオリジナル集に収録されているので持っているのですが、ピアノとヴァイオリン、またはピアノとフルートの楽譜を探しています。ご存じないでしょうか。
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投稿: hiro | 2019/03/02 09時12分