伊福部昭 シンフォニア・タプカーラ(芥川&新響)
CD
■ 伊福部昭作曲/タプカーラ交響曲(シンフォニア・タプカーラ)
▲ 芥川也寸志指揮/新交響楽団
このコンビの録音は下記の2種類(いずれもライブ録音)がある。
▲ 1980年4月6日(改訂版初演時ライブ)【A】
LPで発売されていた音源で、最近になってようやくCD化された(2枚組)。ファンからの要望が強かったのではなかろうか。ちなみに「タプカーラ」以外は既出の録音。
▲ 1987年2月1日【B】
「A」が収録されたLPレコードは、本当に何度となく繰り返し聴き(心を熱くし)、演奏のミスまでもが、あたかもそういう曲であるかのように、頭の中に刻み込まれている。
CD時代になって、当然ながらCD(B)を購入したのだけれども、どうもこれまでLPで聴いていた演奏と様子が違う。
で、これが別の日の録音であることを知ったのだ。
演奏としてのまとまりは間違いなく「B」。時を経てこなれてきているのだろう。CD化に際してこちらが採用されたというのも納得できる。
「A」については、個人的に強い思い入れのある演奏なので、そういう判断基準になってしまうけれども、演奏のキズもあるにしても、この熱気、勢いはやっぱり魅力的だ。
芥川さんがこの時の演奏会のプログラムに書かれた、「ひとつひとつの音が、鋭く空間を削りとってゆくように、出来るかぎり生々しく、そして烈しく…」、正にそういった演奏だと思う。
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コメント
あや、違うテイクだったのか。てっきり再発だろうと思って買ってなかったんですが。困ったことしてくれるなあ
投稿: R | 2011/12/05 12時22分
私も最近知って慌てて買いました。
新発売(目玉)はこれだけなんですから、
もっと、大きくアナウンスしてほしいです。(-_-#)
投稿: S | 2011/12/05 21時39分