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M・グールド アメリカン・サリュート(吹奏楽)

 ■ M・グールド作曲/アメリカン・サリュート

 原曲はオーケストラ曲で、吹奏楽版の編曲はフィリップ・ラング。

 ハープのパートが無かったり、弦楽器パートが木管ではなく金管楽器に移されていたり、アーティキュレーションが異なっていたり...いわゆる『原曲に忠実な』(それがいいというのでは全く無くて)アレンジとは異なる。

 ただ、吹奏楽作品としてとてもよく書けていると思うし、「オリジナル作品」と言われても違和感は無い。

 メロディ(「ジョニーが凱旋するとき」)は変形されて、合計7回現れるけれども、調性は都度異なっている。

  1.ホ短調(ファゴット3重奏)
  2.二短調(イングリッシュ・ホルン)
  3.ヘ短調(ホルン、サックスなど中低音楽器)
  4.変ホ短調(木管)
  5.ハ短調(全奏)
  6.ニ短調(全奏)
  7.ト短調(トランペットとトロンボーン)

 ちなみに、出版譜(Belwin版)のフル・スコアには144小節目に全休止が入っているけれども、これは明らかにミス・プリント。パート譜には含まれていません。

 その昔は、国内版(音楽之友社?)の楽譜が出版されていて、学生時代に演奏したこともある(でも、3本のファゴットはどうしたのか...全く記憶に無い)。

 当時は吹奏楽の重要なレパートリーの一つであって、今でもそれに変わりはないと思うけれど、様々な曲に駆逐され、演奏頻度は格段に低くなっているように思う。

 私が最初にこの吹奏楽版を聴いたのは、「コンクール自由曲集」といった類のLPで、付録としてコンデンス・スコアが付いていた。演奏者は覚えていないのだけど、佼成WOにしても、フェネル時代よりはるかに以前の話。

 しかしながら、演奏そのものは『参考演奏』に近く、結局、いつも聴いていたのは、オーマンディ&フィラデルフィア管によるオケ版のLPだった。

 Img072

 ▲ E・コーポロン指揮/シンシナティ・ウインド・シンフォニー

 私が所有している吹奏楽版のCDは、コーポロン&シンシナティWSによるもの。

 原曲(オケ版)の様な繊細さ、表現の幅は無いけれども、決して熱くなり過ぎない、よくまとまった演奏で、もちろん、観賞用としても楽しめる。ちなみに、サックス・セクションが細かい音符をキッチリ演奏しているのに感激してしまった。

flairオケ版についてはこちら

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コメント

あのLPは、

大橋幸夫指揮
フィルハーモニア・ウインドアンサンブル

でした。

投稿: HIDEっち | 2011/10/19 09時22分

ご教授ありがとうございました。
記憶が蘇えってきました。

大橋幸夫先生のお名前は懐かしいです。
国立音大ブラオケの指揮者といえば、私の中ではやっぱり大橋先生です。

投稿: S | 2011/10/19 20時13分

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