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M・グールド アメリカン・サリュート

music CD

 ■ M・グールド作曲/アメリンカン・サリュート

 「ジョニーが凱旋する時(When Johnny Comes Marching Home)」という、アメリカ南北戦争時代にP・ギルモアが作曲した歌をベースにした管弦楽曲。

 一種のバリエーションになっていて、メロディは変奏されて7回繰り返される。

 作曲当時(1943年)は第二次世界大戦の最中。「凱旋」と言うと晴れがましい勝利の気分を想像するけれども、単純なイケイケの戦意高揚音楽とも感じられない。悲壮感もあり、どこかシニカルでもある。

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 ▲ クチャル指揮/ウクライナ国立交響楽団

 NAXOS盤の「グールド作品集」に収録。しかし、なぜグールドをこのコンビなのか。案の定、重い。

 イングリッシュ・ホルンがメロディを演奏する部分では、鉄琴パートをチャイム(鐘)で演奏している。


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 ▲ E・カンゼル指揮/シンシナティ・ポップス

 明るいサウンド。遅めのテンポで丁寧に演奏しているけれど、ちょっと落ち着きすぎの感も。


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 ▲ L・スラトキン指揮/セントルイス交響楽団

 テンポ感もいいし、とてもよくまとまっていて、イチ推し。


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 ▲ A・フィードラー指揮/ボストン・ポップス管弦楽団

 少々荒っぽいけれども、ラフで大雑把な雰囲気が、いかにも『アメリカ的』な感じがする。とても好きな演奏。


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 ▲ E・オーマンディ指揮/フィラデルフィア管弦楽団

 遅めのテンポで、堂々とした力強さがある。決して熱くなり過ぎない。オーケストラの鳴り(特に弦楽器)は、さすが素晴らしい。意外に雑な所もあって、小太鼓が飛び出したり、トランペットの音がひっくり返ったりしている。


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 ▲ コーポロン指揮/シンシナティ・ウィンド・シンフォニー

 P・ラング編曲による吹奏楽版。実際、吹奏楽で演奏される機会がほとんどだと思うけれども(少なくとも日本では)、曲が曲だけに十分楽しめる。

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コメント

木管五重奏+Percussion版(?) http://ml.naxos.jp/album/75442270792
とか、ブラスバンド編曲版とかもあります。吹奏楽編曲版だと、Douglas E.Wagner編曲版というのもあります。さすがにFgを3本使うアレンジは無謀だとおもったのか、しかもかなりグレードを落とした編曲ですが

投稿: R | 2011/09/08 23時56分

なるほど色んな版があるんですね。

昔、そちらで演奏した時の音楽之友社(だっけ?)の譜面はラング編曲でしたよね。結構、ミスプリがあったような。

投稿: S | 2011/09/09 19時44分

国内版でしたっけ? 奇跡的にFgが3本揃ったんでしたっけ?...どうも記憶が曖昧だなあ

投稿: R | 2011/09/10 07時38分

奇跡的にFgが3本揃った

そうなんです。正奏者+他のパートから出向+エキストラ。それで覚えているんですね。

投稿: S | 2011/09/10 10時40分

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