« 映画「マンハッタン」(サントラ盤) | トップページ | M・グールド アメリカン・サリュート »

ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(ゴロワノフ)

CD

 ■ M・ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」

 Img012

 ▲ N・ゴロワノフ指揮/モスクワ放送交響楽団

 1953年録音。

 冒頭の「プロムナード」、トランペットに続く金管の遠慮を知らない、あけっぴろげの音。ここは、まず期待通り(?)のオープニング。

 打楽器の追加など、スコアの変更もあちこちで行なわれている。

 「古城」のアルト・サックスはぶら下がり気味のピッチで、縮緬(ちりめん)ビブラート。途中、いきなりテンポ・アップしたかと思うと、今度は急にテンポを落とす。

 「牛車」のチューバは細身の音(どんな楽器を吹いているのか)。

 「リモージュ」は崩壊寸前のハイ・スピード。続く「カタコンブ」の前半は打楽器も加えて、おどろおどろしい、

 「バーバ・ヤーガ」は中間部へ入る前から、いきなりテンポ・ダウン。

 「キエフの大門」の冒頭の金管コラールはまたしても大爆発。しかし、エンディングは速いテンポでサクサクと進行して、そのまま終わってしまう。

 という訳で、話の種は尽きない、極めてアクの強い演奏。

 カップリングの「1812年」も強烈!

|

« 映画「マンハッタン」(サントラ盤) | トップページ | M・グールド アメリカン・サリュート »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(ゴロワノフ):

« 映画「マンハッタン」(サントラ盤) | トップページ | M・グールド アメリカン・サリュート »