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シベリウス アンダンテ・フェスティーヴォ(N・ヤルヴィ)

CD

 ■ J・シベリウス作曲/アンダンテ・フェスティーボ(祝祭アンダンテ)

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 ▲ N・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

 1982年のBIS録音盤。カップリングは交響曲第5番とカレリア序曲(赤い「WARNIG」が無粋です...)。

 この曲、知名度は低いけれども、意外にファンが多いのではなかろうか。

 原曲は弦楽4重奏曲。これにコントラ・バスを加えて弦5部の合奏用に編曲された。演奏時間5分。

 このコントラ・バスも単純にチェロとユニゾン(オクターブ)ということではなく、全く独自の加え方がされていて、さらには、終結部にティンパニ(オプション)が加わる。

 弦楽4重奏の部分は非常にシンプル。ただ、これに加えられたコントラ・バス、そしてティンパニが、音楽に奥行きを与えている。

 このヤルヴィ盤、最初の音が出た瞬間に、その澄んだハーモニーで部屋の空気が一変し、目の前に別世界が広がるのだ。

 ヤルヴィのその他の録音。

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 ▲ N・ヤルヴィ指揮/デトロイト交響楽団

 1991年録音。様々な小品を収録した「アンコール集」。

 速めのテンポで、ダイナミックスの変化もクッキリと付けているけれど、音楽の広がり、スケール感など、先に挙げたBIS盤には遠く及ばない。


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 ▲ N・ヤルヴィ指揮/エーテボリ交響楽団

 よりこなれた感じで、サウンドも明るめ。ただ、最後のティンパニは弱い。

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