ムソルグスキー 組曲「展覧会の絵」(チェリビダッケ&LSO来日公演)
DVD
■ M・ムソルグスキー作曲(ラヴェル編曲)/組曲「展覧会の絵」
▲ C・チェリビダッケ指揮/ロンドン交響楽団
1980年の来日公演。NHKホールでのライブ録画。
晩年ほどではないにしても、遅いテンポで、しかも細かくコントロールされた演奏。指揮も力強く、まだ元気なチェリビダッケを見ることができるのは嬉しい。
「キエフの大門」の最後は、これまで1小節を2つで振っていたのを3つ振りに切り替えたことによるのか、アンサンブルが混乱する。
客席には空席が目立ち、1階席は実質半分くらいしか入っていないのではなかろうか。チェリビダッケは当時はレコードなどもまったく出ていない、本当に「幻の」指揮者だったからだろうか。
メンバーにはD・ウィック(トロンボーン)、J・フレッチャー(チューバ)などという、歴史の教科書に出てくるようなプレイヤーがいて、(当たり前だけれど)実際に演奏している姿も映っている。
「牛車」はD・ウィックがユーフォニウムに持ち替えて演奏。ダイナミック・レンジの広いソロを聴かせてくれる。
映像的には貴重だし、アンコールの「タイボルトの死」「スラヴ舞曲第8番」では腰を振りながら指揮をする姿も見られるけれど、如何せんクセのある音楽なので、ファンでないと受け入れられにくいかもしれない。
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