イベール ディヴェルティメント(マルティノン)
CD
■ J・イベール作曲/ディヴェルティメント(喜遊曲)
▲ J・マルティノン指揮/パリ音楽院管弦楽団
1960年録音。
6曲から成る小編成オケのための作品。とにかく楽しい曲で、メンデルスゾーン「結婚行進曲」の引用、フィナーレ(導入部)ではピアノがガンガン鍵盤を叩き、ホイッスルが「ピィーーーッ!」と鳴って賑やか。反面「夜想曲」はシリアスな雰囲気。
録音は少ないけれど、このマルティノン盤があれば十分。「どれを聴こうか」迷っているならば、躊躇わずにこれを選ぶのが◎。こういう演奏でこそ、この曲の面白さが分かる。
オケのサウンドはカラフルな原色系。そして、とにかく金管楽器が最高。ビブラートをかけた音色といい、大袈裟な表情といい、一杯引っ掛けているようなラフな雰囲気といい、あの時代のこのオケだからこそ。今となっては、もはや誰も真似をすることが出来ないだろう。
【楽器編成】
フルート/ピッコロ
クラリネット
バスーン/コントラ・バスーン
ホルン
トランペット
トロンボーン
ヴァイオリン3
ヴィオラ2
チェロ2
コントラバス
ピアノ/チェレスタ
打楽器
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