フェドセーエフの「レズギンカ」(ハチャトゥリアン)
■ A・ハチャトゥリアン作曲/バレエ音楽「ガイーヌ」から「レズギンカ」
V・フェドセーエフ指揮/モスクワ放送交響楽団による演奏(3種)。
【1】 1991年来日公演ライブ(NHK)
NHKで放送された東京文化会館での来日公演ライブ映像。コンサートのアンコールということもあってかテンションも高く、スネア奏者(サモイロフ)、指揮者の視覚的なインパクトは極めて大。
途中で一旦音量を落としてクレッシェンドするのは、3つ共全て同じアプローチ。エンディングではさらにテンポアップする。
一度これを観てしまうと、もはやフツーの演奏では満足できない身体になってしまう。
このコンビ、この頃は本当に元気でした。動画サイトでも観ることはできるけれど、是非DVD化を。
2015年6月14日の「クラシック音楽館」で放送されました。
【2】 1993年録音(MUSICA)
スタイルは基本「1」と同様、スネア奏者は暴れているけれども、スタジオ(セッション)録音なので、ライブほどのテンションの高さはない。意外に落ち着いた、クールな感じもある。
【3】 2003年録音(VISTA VERA)
モスクワでのライブ録音。それなりの熱気はあるけれど、上記2つに比べるとオケのパワーは落ちてきており、木管の音程の悪さも気になる。会場で聴けばそれなりに楽しめるだろうけれども、音だけでは今一つの内容。
結果、単純に「1>2>3」。「1」のDVD化を待っています。>NHKさん
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