チェリビダッケとミュンヘン・フィル(DVD)
DVD
■ チェリビダッケとミュンヘン・フィル
前半は「ミュンヘン・フィル音楽監督としての肖像」というドキュメンタリー。
後半はガスタイクホールでのこけら落とし記念コンサート(1980年11月)から以下の3曲。
R・シュトラウス作曲/ヨハネ騎士修道会の荘重な入場
プフィッツナー作曲/歌劇「パレストリーナ」から第2幕への前奏曲
ワーグナー作曲/「マイスタージンガー」前奏曲
ドキュメンタリーには日本での様子も入っていて(芸大の学生オケを指揮する場面とか)、そして最後は1986年、サントリーホールのオープニングで演奏された、ブルックナー「交響曲第5番」フィナーレのコーダの映像で終わる。
このブルックナーは、音のみがCD化されて話題になったけれど映像も残っているということですよね。
新しいホール(ガスタイクホール)での「展覧会の絵」のリハーサル風景(超スローテンポの「プロムナード」)で、チェリはセッティングを気にしている。
「チェレスタの場所を動かして、打楽器の間に入れて」
スタッフがざわざわと出てきて楽器を移動する。
「ティンパニの位置が低い。もっと高くして」
「それはちょっと無理です」
「その高さではダメだ」
「でも台の位置が固定されてしまってるんです」
「できるはずだっ!!」
さすが、妥協を許さない...と言えるのもチェリだからこそだろうか。
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