A・リード 吹奏楽のための第2組曲(リード&TKWO)
CD
■ A・リード作曲/吹奏楽のための第2組曲
▲ A・リード指揮/東京佼成ウィンド・オーケストラ
1981年録音。
A・リード氏が初めて来日したのが、この1981年3月。
当時、私が所属していた吹奏楽団の定期演奏会で「第2組曲」(まだ新曲だった)を演奏することになり、その参考にということもあって、氏が東京佼成WOを振ったコンサートを新宿文化センターまで聴きに行った。
今から考えると、まさに記念的コンサート。そのコンサート(3月28日)の一部はライブ録音として発売されたが、その時の演奏がこの曲の日本初演だったらしい。
実は、私たちの演奏会が同じ年の6月。もし、リードの来日があと数ヶ月遅ければ、私達の楽団がこの曲の「日本初演団体」となっていた可能性も...しかし、楽譜はすでに出版されていたわけだから、その「初演」情報も厳密なものかは分からない。
ちなみにその演奏会のメインはガーシュウィン「パリのアメリカ人」、アンコールにはジェイガー作曲のコンサート・マーチ「星条旗」を演奏したように記憶している。
リード氏はすでに60歳。それを考えると『遅咲き』と言えるけれど、これをきっかけに氏の人気はさらに上がり、それ以後は亡くなるまで(少なくとも日本では)コンスタントに人気をキープしていたと思う。
反面、私が若いころの人気作曲家、ジェイガー、マクベスなど最近あまり音沙汰を聞かないのは寂しい気もする。
上のCDに収録されている演奏は、コンサートの直前に普門館で行われたセッション録音。
「音楽祭へのプレリュード」「アルメニアン・ダンス パート1」「主よ人の望みの喜びよ」はコンサート時のライブ録音が収録されています。
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