共有
私たちの練習は50人もの人間が狭い一つの部屋に集まって行う。そこでの、ある人間の行為(もちろん発する音も)は他の人間に必ず何らかの影響を与えるものである。
尾篭な例で恐縮だけど、1人が「ぷ〜」と放屁すると他の49人は否応無しにその匂いを嗅がされることになる。ご本人は「すっきりしたー」と晴れ晴れとした気分でも、他の人にとっては(余程の例外を除いて)決して気持ちが良いものではない。互いが気持ち良く活動するには、いろんな面での<気配り>も必要だろうし、それも<アンサンブル>だろう。
指揮者・ピアニストのアシュケナージは「音楽とは<共有する>ことだ」と言っていたけど、演奏者と聴衆(そして作曲者)が<共有>するためには、まずはステージ上の50人の演奏者が<共有>出来ていなければならない。そして、そのための作業が毎回のリハーサルを含む活動であり、それが出来ていない演奏を聴衆(作曲者)と<共有>することは不可能だろう。
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25223/8591486
この記事へのトラックバック一覧です: 共有:

コメント