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2006.02.10

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 私たちの練習は50人もの人間が狭い一つの部屋に集まって行う。そこでの、ある人間の行為(もちろん発する音も)は他の人間に必ず何らかの影響を与えるものである。

 尾篭な例で恐縮だけど、1人が「ぷ〜」と放屁すると他の49人は否応無しにその匂いを嗅がされることになる。ご本人は「すっきりしたー」と晴れ晴れとした気分でも、他の人にとっては(余程の例外を除いて)決して気持ちが良いものではない。互いが気持ち良く活動するには、いろんな面での<気配り>も必要だろうし、それも<アンサンブル>だろう。

 指揮者・ピアニストのアシュケナージは「音楽とは<共有する>ことだ」と言っていたけど、演奏者と聴衆(そして作曲者)が<共有>するためには、まずはステージ上の50人の演奏者が<共有>出来ていなければならない。そして、そのための作業が毎回のリハーサルを含む活動であり、それが出来ていない演奏を聴衆(作曲者)と<共有>することは不可能だろう。

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