今日はいつもより一回り狭い練習室でのリハ。もう一つの広い練習室は別な一般バンドが使用していて、後で調べてみると某高校のOB楽団らしい(初めて目にする名前)。
練習室は「区民団体」が優先して借りられることになっているが、複数の団体から希望があった場合は抽選になる。区民団体と言っても実態は千差万別、単に「団員に区民が在籍しています」といったレベルから、私たちのようにある程度地域での活動実績を持っている団体もある。そういう団体にこそ優先して使わせてほしい...と思うし、そういう方向へ持っていければいいのだけれども。
今日の練習場は狭いだけでなく天井も低く音が飽和状態になるのだけれども、最終的に演奏するのは1000人以上の客席を持つ大きなホール。私が入団した当時はほぼ毎回この狭い練習場だったため、ステージが妙に広くスカスカに感じられ、音も狭い練習場のイメージを抜け切れなかったような印象を持った。当時の指揮者のY氏もこんなことを書いていた。
「我々は定期演奏会のたびにアンケートを取っていますが、そのアンケートにも『音が小さい』や『音量感に乏しい』のような類の意見が書かれることがありました。」
「練習室で気付かなかった音量感が本番時で気になる、というのは、例えば演奏者が緊張していたりして、普段よりも消極的に音を出してしまった、というようなことがない限り、練習室内で創り上げた音量感がホールという大空間では小さすぎた(または大きすぎた)、と言ってしまってよいのではないかと思うのですね。」
指揮者の立場では<広さ>の感覚もある。今日などは手を伸ばせば触れることが出来そうな距離に最前列のフルート奏者がいるけれど、ステージ上では当然それなりの距離に離れている。狭い部屋にビッシリ並んだメンバーを指揮するのと、ステージ上に適当に広がったメンバーを指揮するのでは感覚が全然違う。
できるだけ本番と同じ環境で練習をするというのが望ましいわけだけれども、現実には<同じ>ということはほぼ不可能なので、<近い>場所で練習して感覚(イメージ)を掴むしかない。