2012/05/26 死者の歌(バルシャイの日本初演ライブ)

music CD

 ショスタコーヴィチ作曲/交響曲第14番「死者の歌」。

 R・バルシャイ指揮/モスクワ室内管弦楽団。独唱はE・ネステレンコ(バス)、M・カスラシヴィリ(ソプラノ)。

 1975年5月16日、東京文化会館での日本初演時のライブ録音。音はクリアでスッキリしている。

 冒頭の冷ややかな、しかし痩せてはいないヴァイオリンの音から惹きつけられ、最後まで一気に聴かせる。

 打楽器の激しい打ち込みは相変わらず。バスのネステレンコがいい。やっぱり、この曲はこのコンビのものだと思う。

 冊子にも書かれていたけれども、演奏後の拍手が早いのがちょっと残念。ただ、「ブラボー」ではなかったのが救い。

 ちなみに、あのタイミングで拍手が出るということは『予習』してきた方なのだと思われますが、当時は今ほどにレコードの種類が出ていなかったことを考えると、それなりに熱心な『愛好者』と思われます。

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2012/05/24 ショスタコーヴィチ5(T・トーマスの映像)

music DVD

 D・ショスタコーヴィチ作曲/交響曲第5番。

 マイケル・ティルソン・トーマス指揮/サンフランシスコ交響楽団。2007年、ロンドンでのライブ録画(BBCプロミス)。

 これも軽いノリの演奏か...と思っていたら全く違っていた。

 終始、シリアスな雰囲気を持った、素晴らしい演奏。フィナーレのコーダは遅めのテンポで、ハッピー・エンドではない、終始重苦しさを感じさせる。

 海外公演(アウェイ)ということもあるのだろうか、楽章間、あるいは、演奏後の表情からも、指揮者の緊張感、気持ちの入れ方が伝わってくる。

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2012/05/23 青少年のための管弦楽入門(T・トーマスの映像)

music DVD

 ブリテン作曲/青少年のための管弦楽入門。マイケル・ティルソン・トーマス指揮/サンフランシスコ交響楽団。

 2011年9月 「創立100周年ガラ・コンサート」からのライブ録画。ナレーションは無し。

 ノリ良く、楽しそうに指揮しているトーマスに比べ、奏者は真剣な目つき。

 「楽器紹介」ではなくて、あくまで「コンサートのライブ」なので、打楽器の変奏で肝心の楽器ではなく指揮者が映っていたりする。

 しかしながら、この曲の演奏を映像で観ることができるのは嬉しい。

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2012/05/22 青少年のための管弦楽入門(ボールト)<修正>

pencil 勘違いしていたので、修正・追記です。

music CD

 B・ブリテン作曲/青少年のための管弦楽入門。

 E・ボールト指揮/ロンドン・フィルハーモニック管弦楽団。1956年録音。

 ボールトがこれだけブリテンを録音しているとは知らなかった。Lyrita(リリータ)レーベルから出ているマーチ集に、「ソワレ・ミュージカル」の「行進曲」が収録されていたので、全く興味が無いということではないとは思っていたけれど。

 テーマから速めのテンポ、楷書体の硬派な演奏。トロンボーンとチューバの変奏ではテンポを落としてスケールの大きさを感じさせる。

 フーガのテンポも遅めで、スコアに書かれている色んな音符が聞こえてきて面白い。

 A ボールト自身によるナレーション付き(モノラル)
 B ナレーション無し(ステレオ)

の2種類が存在していて、演奏そのものは同じ。

 これはどちらも楽しめるけれど、スコアは「ナレーション付き」の方を演奏しているので、「B」は聴きなれている演奏とは、各変奏のつなぎの部分が違っている。

 下は録音当時のボールトの写真。

 Boult2

 ボールトは1889年生まれなので、この時すでに70歳近く。しかし、そのナレーションは風貌や年齢からは想像も付かない、若々しくソフトな、また品のある語り口で、とても分かりやすい。

 Boult

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2012/05/21 都響定期(マリン)

note 東京都交響楽団 定期演奏会

 東京文化会館にて。イオン・マリン指揮。

 ワーグナー作曲/「リエンツィ」序曲、シューマン作曲/チェロ協奏曲(独奏:アントニオ・メネセス)、フランク作曲/交響曲ニ短調。チェロのアンコールにバッハ作曲「サラバンド」。

 マリン氏はルーマニア出身の指揮者。ベルリン・フィルのヴァルトビューネ(野外コンサート)に登場したこともある方。

 もっと注目されてもいいように思うのだけれども、いかんせんプログラムが地味。せめてコンチェルトがもうちょっと華のある曲だったら...と思ってしまう。

 フランクは「こういうのもありか...」といった感じの、テンポの変化や表情を大きく付けた、オーバー・アクション気味の演奏。

 なかなか面白い指揮者だとは思うけれども、せっかく振ってもらうならフランクでない曲を聴きたかった。

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2012/05/20 駅前再開発

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 JR中野駅前は、警察学校の跡地が再開発中。

 オフィス(商業)ビル、大学などを建設していて、個人的には色々と思い出がある場所だけれども、随分と様相が変わりそうだ。

 一応公園もあるけれど『広場』といった感じで、この日はイベントをやっていて、屋台などが出ていた。

 学生やサラリーマンなど、人が多くなるのは間違いないので、駅周辺の商業施設(特に飲食店)は大歓迎だと思う。

 しかし、この大きなビルのすぐ隣には、従来から建っている民家(普通の2階建て)があったりして、これでは反対運動が起きるのも理解できる。

 私だって、自宅の目の前にこんなビルを建てられたら、「ちょっと待ってよ」と言いたくなるだろう。

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2012/05/20 桃園川緑道(中野~高円寺)

 JR中野駅の南口。中野通り沿い「桃園橋」に入口があり、民家の間に散歩道が続いています。

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 所々に随分と古い建物が建っていて、今でも誰かが住んでいるのだろうか...?

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 道沿いには色々なオブジェもあります

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 西方向(新宿とは逆方向)へひたすら進み、さすがに環七は歩道橋を渡って越え、さらに進むと高円寺駅前の商店街にぶつかる。

 緑道はまだ続くも、「今日はここまで」と近くのお店でコーヒーを飲んで一休み。

 帰り道はJRの線路の反対側を逆方向へ歩く。

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2012/05/19 青少年のための管弦楽入門(ブリテン)

music CD

 B・ブリテン作曲/青少年のための管弦楽入門。

 B・ブリテン指揮/ロンドン交響楽団。1963年録音。

 きびきびとしていて、明快でクリア。屈託のない演奏は、この曲に相応しい、まさに『入門』といった感じ。

 私が最初に聴いたのがこの演奏だったのだけれども、後に聴いた他の録音で物足りないのが、ホルンのヴァリエーションでのティンパニ(下の楽譜の2小節目)。ここが今ひとつ決まらない(弱い)。

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 しかし、スコアを買って見てみると、このティンパニには "S.D. sticks" 、つまり「小太鼓のバチで」という指定が書かれている。

 であれば、そんなに大きな音が出ないというのも分かるけれど、ブリテンの録音は、明らかに通常のスティックで叩かせているように聞こえるし、このティンパニのインパクトが強烈なのだ。

 まあ、自分の曲なので、どうスコアを変えようが自由ということでしょうが...。

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2012/05/18 ブリテンの「ラクリメ」(I・ブラウン)

music CD

 B・ブリテン作曲/ラクリメ(ダウランドの歌曲の投影)。

 アイオナ・ブラウン指揮/ノルウェー室内管弦楽団。

 ヴィオラ独奏と弦楽合奏のための曲(オリジナルはピアノ伴奏)。

 ちなみに弦パートは「2番ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス」となっていて、1番ヴァイオリンが省かれている。

 一種の変奏曲であるけれども、主題は曲の最後になって初めて姿を現す。

 とにかく地味な曲だけれど、現代的な雰囲気の音楽が続き、最後にダウランドの主題が現れる、ラスト16小節。そのカタルシスがこの曲の肝であって、聴き所だと思う。

 指揮をしているアイオナ・ブラウン(2004年に亡くなられています)は女性で、ヴァイオリン奏者としても有名。

 マリナー&アカデミーの録音にも参加していて、ヴィヴァルディ作曲の「調和の幻想」(作品3)では何曲かでソロパートを担当。

 ヴァイオリンもそうなのだけれども、ちょっと癖がある、神経質な音楽を作っていて、それがこの曲には合っているように思う。

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2012/05/17 フランク・ブリッジの主題による変奏曲(P.Csaba)

music CD

 ブリテン作曲/フランク・ブリッジの主題による変奏曲。

 Peter Csaba 指揮/ニュー・ストックホルム室内管弦楽団(BIS盤)。1988年録音。

 弦楽合奏のための作品。フランク・ブリッジはブリテンの先生に当たる人で、そのブリッジの「弦楽四重奏のための3つの牧歌」の第2曲を主題にした変奏曲。

 ちなみに、私はこの曲(「3つの…」)の原曲も、ブリッジの他の作品も聴いたことがありません。

 序奏と主題
 1.アダージオ
 2.行進曲
 3.ロマンス
 4.イタリア風アリア(ピチカートによるギター風トレモロの伴奏)
 5.古典風ブーレ(ヴァイオリンのソロが活躍)
 6.ウィンナ・ワルツ(かなりデフォルメされたワルツ)
 7.無窮動(一本の旋律線を様々な楽器で受け継いでいく)
 8.葬送行進曲
 9.聖歌
 フーガとフィナーレ

 ブリッジの主題は、短い導入の後に弦楽四重奏で現れる。『牧歌』というタイトル通りに静かな、物思いにふけるような印象がある。

 変奏の最初はいきなり「アダージオ」で始まる。

 そして、変奏の最後を締めるのも「葬送行進曲」「聖歌」という『アダージオ系』になっていて(この3曲はショスタコーヴィチ的な雰囲気も感じる)、この構成が曲全体の内省的、内向きな印象を強めている。

 ブリテン自身による録音もあるけれど、このCsaba盤はとてもスッキリとした響きの演奏。

 ちなみに、Csaba(何とお読みするのでしょう?)氏には公式サイトがあって、そこには九州交響楽団を指揮した映像がアップされています。

 Csaba

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